気がつけば、6月ももう半ば。
今年も半年が見えてきました。
4月は桜、5月は母の日と季節を感じる話題がありましたが、6月は何を書こうかなと少し考えていました。
そんな時に目に入ったのが紫陽花です。
スーパーの入り口や街角、公園、ご近所の玄関先。
街を歩いていると、あちこちで紫陽花が目に入ります。
子どもの頃はあまり意識していませんでしたが、大人になってからは花で季節を感じることが増えました。
桜を見ると春を感じるように、紫陽花を見ると6月を感じます。
青や紫、ピンクに白。
色とりどりの花が咲く様子を見ていると、「今年もこの季節が来たな」と。
私にとって紫陽花は、季節の移り変わりを教えてくれる花のひとつです。
そして紫陽花を見るたびに思い出す場所があります。
京都の三室戸寺です。
関西では「あじさい寺」として有名なお寺で、何年か前に初めて訪れました。
実際に目の前に広がっていた景色は、想像以上でした。
境内の斜面いっぱいに咲く紫陽花。
その景色に思わず足を止めてしまいました。
中には自分の背丈より大きな株もあり、顔ほどの大きさの花もあります。
写真で見たことはあっても、実際にその場に立つと迫力がまったく違いました。
どこを見ても紫陽花。
少し歩いては立ち止まり、また歩いては眺める。
そんなことを繰り返していた気がします。
そして、三室戸寺で楽しみにしていたことがもうひとつありました。
ハート形の紫陽花探しです。
紫陽花がたくさん咲く中に、自然にハート形になった花があると言われています。
誰かが用意したものではなく、たまたまそう見えるだけ。
それなのに、不思議と見つけたくなるんですよね。
最初は「本当にあるのかな」と思いながら探していました。
でも、たくさんの紫陽花を見ながら歩いていると、だんだん宝探しをしているような気分になってきます。
そして見つけた瞬間は、思わず「あっ、あった!」と声が出そうになりました。
たくさんの紫陽花の中に、ひっそり咲くハート。
今でも紫陽花を見ると、その時のことを思い出します。
あれから何年も経ちますが、今でも覚えているのは、境内いっぱいに咲く紫陽花の景色と、ハートの紫陽花を見つけた時のことです。
そういえば、久しぶりに三室戸寺へ行きたいなと思いました。
今年も紫陽花を眺めながら、あの景色を思い出しています。
